2019年に良く聴いた25枚(曲)
HAIM『Summer Girl』
最初全く気づかなくてクレジットを見ていたら”Lou Read”の名前があり「Walk on the Wild Side」か、となった。ATCQでお馴染みのあれ。とにかく気持ち良過ぎるので20分くらいあっても良い。恐らく今年一番聴いた曲。
Michael Kinukawa『KIWANUKA』
この人の哀愁あるフォーキーな歌声のせいなのか、録音なのか、デンジャーマウス(レッチリはクビになったらしい)の技なのかわからないが、70年代の質感をそのままラップして持ってきた趣があり最高。彼の歴代作品の中でもベスト。今年一番好きだったUKソウル。
Jamila Woods『LEGACY!LEGACY!』
各収録曲に偉人の名が付けられていて、その中でも「BASQUIAT」
を繰り返し聴いた。不穏なベースラインと各楽器のフレーズ、淡々としたボーカルに、ドンピシャのタイミングで入ってくるsabaのラップがめちゃくちゃヒリヒリする。この緊張感を生で体感できなったのが今年一番の残念。台風が来ない季節にまた来日して欲しい。
Steve Lacy『APOLLO XXI』
もしや未だにiPhoneとガレバンで曲作ってんじゃねえかと思わせるローファイさとチープさ。ちょいダサい感じも含めとにかくセンスがあるから成り立つ格好良さ。
The Voidz『The Eternal Tao』
ストロークスのジュリアン・カサブランカによるサイドプロジェクト。こんなバンドやってるの知らず、他の曲も聴いてみたらびっくりするくらい全然良くなくて笑った。『The Mexican』的なレアグルーヴ感。
Gang Starr『One Of The Best Yet』
まさか2019年にグールーのラップが聴けると思ってなかったし、過去のクラシックを繋いで始まるイントロダクション、名を連ねるGang Starr Foundationの面々、とどうしたってグッときてしまう。太いビートにワンループの美しさ。
Kanye West『Jesus is King』
訳あってとにかく気分が落ちてる時にリリースされた事もあり沁みた(ハレルヤ!)新興宗教って本当にこういう精神状態の時にハマるんだなと身を以て実感した(ハレルヤ!)政治的スタンスとかどうなのと思わざるを得ないとこもあるけど、やっぱり面白いし目が離せない人だなと思う。
Kano『Hoodies All Summer』
UKのベテラングライムラッパー。UKでグライムと言えば今年はStormzyの年だったんだろうけど、僕は断然こっちの方が良かった。
Tyler, the Creator『igor』
USのラッパーの口から山下達郎やポールウェラーの名前が出たり、しかも曲が引用されたりするの凄く良いし嬉しい。
Lizzo『Cuz I Love You(Deluxe)』
曲良し、パフォーマンス良し、ルックス良し。デラックス盤としたのはこれのみに収録されている『Water Me』がクソかっこよくて踊れるので。
Stro Elliot『Moods EP』
80年代ヒットナンバーBangles『Walk like an Egyptian』を遅回しサンプリングした同題名曲、タイトルそのままマーヴィン使い『Marvin’s Mood』等、スムースでとても格好良いインストEP。
Rex Orange County『Pony』
もう色んなとこで言われていると思うが10/10。圧倒的なポップセンス。
100 gecs『1000gecs』
シカゴのポップラップユニット。アルバムを通しで聴いて面白いと思ったの久々かもしれない。めちゃくちゃやっていて、いいぞもっとやれ最高となる。
Vladimir Cetkar『Going Home』
マケドニア出身SSW、ギタリスト、プロデューサーetc…のサードアルバム。2019年にこんな素敵AOR盤が出てアガりまくった。ポールウェラーに声が似ていて(と僕は思う)スタカンっぽさあると思う。
Al Sunny『Planets』
フランス人SSWのセカンドアルバム。前作に比べメロウな曲が占めていてナイトグルーヴィンのお供に。
LambC『Green is the new Black』
韓国産R&B(Kポアイドルとかもそうだが)ってトレンド取り入れるの上手いし、クオリティーは高いし、確かにカッコいいんだけど正直どれも同じに聴こえてしまい(自分の耳がおじいさんという事も多分にある)琴線にあまり触れないのだが、レムシはセンス頭一つ抜けている感じがしてスッと入ってきた。めちゃくちゃイケてるアルバム。
野呂佳代『さよならサマー』
僕の中での今年のナンバーワン日本語ポップス。最高のMidnight At The Oasis歌謡。7インチに収録されているホーン強火Editも良かった。AKB初期メンの実力って伊達じゃないんだと最近感じる事が多い。歌は絶対に続けて欲しい。脇田もなり感とか言うな。
けもの『ただの夏』
イントロでやられた。今年の茹だるような暑さの中で本当に救われた。
パソコン音楽クラブ『Night flow』
あまり詳しくないが、前アルバム収録曲「Inner Blue」で歌っているイノウエワラビさんという方の声がめちゃくちゃ好みだったので「reiji no machi」もとても良かった。朝方ドラクエウォークをやりながら良く聴いた。
kiki vivi lily『vivid』
とにかくラストの「At last」が素晴らし過ぎるという事に尽きる。
プロデューサー陣にWONK、冨田ラボ、お馴染みSweet williamと間違いないメンツにタイトル通りのヴィヴィドなサウンドで最高。
Gomes The Hitman『baby driver』
20年選手とは思えない瑞々しさと爽やかさ。古よりパッパッパ言ってる曲にはイイ曲しかない、という言い伝えがある。誰がどう聴いてもイイ曲。
中島愛「水槽/髪飾りの天使」
三浦康嗣によるトリッキー曲「夏の記憶」が白眉。声優楽曲にもTRAP以降の譜割りが、、、と思ったがヒプマイとか僕が知らないだけでありそう。
途中訪れる盆踊りっぽいとこで物凄い幸福感を得られる。
アコースティック方向に振り切った事で社長のソングライティングの才能が爆発した(この事を本人に伝えたところ「そうなんです爆発したんです!」と言っていたので間違いないです)大傑作。CD盤のみ収録「ダブルアンコール」は現場に通ってたファンは詩に書かれている内容が分かってしまうので、いやが上にも胸が締め付けられる。あとこの曲メロディーが桜井和寿っぽさがある気がしていて、信藤三雄氏によるジャケット含め『深海』的なアルバムなのではと勝手に思っている。プロデュースはサリー久保田。
V.A.『君のEntrance/アイドル活動!オンパレードver.』
激エモーショナルアレンジとEDの演出に全アイカツおじさんが号泣した「アイドル活動!オンパレードver.」余談だがさくら学院はアイカツなので職員室はMONACAに曲を発注しろとこれからも言い続たい。
桜エビ~ず『それは月曜日の9時のように』
ほわどる、マジパン、メリメリ等、ONIGAWARA楽曲とアイドルの親和性の高さ。その中でもベストワークかなと思う。この時だけ水春さんにキムタクが憑依してると言われている。